太極拳について
太極拳の起源は、中国の元（げん）の時代まで遡り、陰陽道や吐納法と呼ばれる呼吸法等を取り入れて生み出されたとされています。
現在、日本で広く行われている太極拳は、楊氏が確立した楊式太極拳を基に套路（”とうろ”と呼ぶ。一連の身体動作のこと。）を簡略化した簡化24式太極拳が一般的ですが、その他にも総合太極拳、呉式太極拳、孫式太極拳や器械を使用した太極剣、複数人で行う推手など多くの種類があります。
1950年代に中国が国家として套路を制定（制定拳）してから競技としても行われるようになった一方で、一種の健康体操としても世界的に広められ、激しい運動を伴わず場所を選ばずに容易に行えることから高年齢層を中心に人気の武術となっています。
【参考文献】
「Wikipedia」様の記事より転載し加筆・修正
太極拳と健康
太極拳はゆったりとした動作に見えますが、正しく行うには身体全体の最適なバランスが求められ、また片足で立つ動作もあるため、脚力やバランス能力の改善が期待でき、転倒防止等にも効果があります。
近年のハーバード大学の研究でも以下のような効果が報告されています。
《血圧低下作用、抗酸化作用、血中脂質低下作用、転倒予防、認知機能の改善・ボケ予防、関節炎や関節拘縮の予防・改善、睡眠の改善、うつ病や気分障害（気分の落ち込み）の予防・改善》
【参考文献】
「2018年7月24日サライ.jp」様、ならびに「www.huffingtonpost.jp」様の記事より転載し加筆・修正
